今週のお題:忘れられない日 その2
はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
その2は…相棒の死んだ日…ですかね。
キジトラの女の子。
小さい時から15年以上連れ添った、私にとって大切な友達であり、相棒。
賢くて、優しくて、でもどこか抜けてて…
私が耳を噛んだり、肉球をイタズラしても、1度も怒ったことがない子。
なのに、私が親と喧嘩して部屋に閉じこもると、必ず私の隣に来て、泣き止むまで香箱座りで、何も言わずに一緒にいてくれる…
夜になると、必ず私の腕枕で寝る…
最高の相棒でした。
冬のある日。
朝起きると、彼女が私の布団に粗相をしていました。
今考えてみると、もしかして認知症になってたのかな…とも思います。
その日から、一緒に寝るのを断ってしまい…
1週間後…
彼女は掘りごたつの中で、やぐらに手をかけて亡くなっていたそうです…
彼女の亡骸を見つけた祖母が、外出先の私に『亡骸に会うか』と聞いてきましたが、自分を保つ自信がなかったので『埋めちゃって!』と叫んでしまいました。
なので、私の中では彼女が生きたままです。
あれから長い月日が流れ…実家ではその間にマルチーズを飼ったりしてましたが、私にとっては彼女だけが相棒。
もう二度と出会えない相棒。
猫は好きですが、飼ってしまったら、いちいち彼女と比べてしまいそうなので、絶対に飼えません…