令和家族:横山裕という人
NHK『令和家族』。
家族の在り方を考えさせられる番組。
里親の元で育つ子供を取材するのは…関ジャ二∞の長男、横山裕。
横ちょの壮絶な生い立ちは、ファンなら誰でも知っていると思います。
横ちょが継父の事を『おっさん』としか呼べない理由、そして『母親の2度の離婚』を目の当たりにしてきた深い心の傷。
そして兄である横ちょが、父親の違う2人の弟を育てた理由。
『413man』の歌詞の意味。
知れば知るほど『真っ当に育ってくれて、ありがとう』と言いたくなります。
ただの『アイドル』ではない横山裕。
彼だからこそ、里子達の気持ちが、そして里親達の気持ちが分かるんだろうと思います。
特に、取材した家に今いる末っ子は、2年前にお母さんを突然無くした小学生女児。
継母とぶつかると『ママに会いたい!こんな家に来たくなかった!』と叫ぶんだそう…
その気持ち、『実の両親』に育てられた人間には、本当の意味では分からないんだろうな…
そんな女の子の気持ちにも寄り添おうとする横ちょ。
凄いと思います。
また、今里親の元にいる真ん中の少年(16歳)は、今では週一回実父(長距離トラックの運転手)と食事をする仲。
そして『今までは助けられる側だったけど、今なら助けてあげられる側』と、また、父と自分を置いて出ていった母親に『恨みとかじゃなくて』会ってみたいと言い切る彼に、はっきりと『心が広いよなぁ』と、リスペクトの気持ちを口に出してはばからない横ちょ。
カッコイイと思います。
そして、いつからか『向き合わなきゃ』と感じ始めた横ちょ。
いつか、横ちょがお父さんを許す日が来るんでしょうか…
横ちょには、本当に幸せになって欲しい。
ずっと笑顔でいて欲しい。
そう願います。