今週のお題:忘れられない日 その1
はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
まずは、10年ほど前の話。
パニックを拗らせて体調を崩し、仕事を2週間程休んだ時です。
そのほとんどを、療養として長野県で過ごしました。
直前に幼馴染の両親がそっちに引越したのもあり、長野滞在中は色々お世話になりました。
それまでも、茅野、諏訪、原村、小淵沢、清里…その辺は何度となく行っていましたが、20号線から外れたところは全く行ったことがなかったのと、島崎藤村の文章が好きなのとで、長野滞在中に木曽と小諸には行きたくて…
どちらも最高でした!
本拠地:茅野から車で向かった小諸では、懐古園からの蕎麦屋:はりこし亭。
島崎藤村…春樹先生がここに滞在しておられた…とゆったり想いを馳せるだけで、もう幸せでした。
そして、帰りに立ち寄った、東御市祢津の棚田。
直前に『破戒』を読んだこともあり、ここが丑松の出身地の辺りなんだ…と想いを巡らしました。
あそこからの夕日、忘れられないなぁ…
そして数日後…
念願の馬籠宿&妻籠宿!
この日はもうテンションがおかしく、夏の暑い日だったのに暑さも感じず、ガンガン歩き回り…帰りのバスを待っている最中に鼻血が…
それが一番の思い出w残念w
他にも、1日中諏訪湖の周りの美術館を巡ったり、ただひたすら部屋にこもって『島崎藤村』を読んだり…蓼科の麓のレストラン『いじわるばあさん』の大きな豚の角煮を食べたり…
その時の会社は、休養の後、程なくして辞めてしまいましたが、あの長野の日々がなかったら、多分今の私は居なかったと思います。
最高だったなぁ…