100分de名著:モモ
今週のお題「読書感想文」
ミヒャエル・エンデ著「モモ」
まずはこれでしょうね。
私の中で特に存在の大きな本。
色々と影響を受けた本です。
なので、伊集院光さんMCの番組「100分de名著」の8月分で扱われたのは、凄く嬉しかった!
精神科の先生の解説は、納得出来ないところもあったけど…突然仏教の話を始めたり…
内容は…本当に不思議な話…ひとことで「こういう本」って言い表せない…
あらすじは「突然街の廃墟に住み着いた不思議な女の子が、一旦は街の雰囲気を変えるけど、灰色の男たちにそれをめちゃくちゃにされたので、平穏な日々を取り戻すために灰色の男たちと闘う話」。
伊集院光さんの番組でも言っていたけど、闘いの結末は独特。
確かにはじめ読んだ時、よく分からなかった💦
え?そんな決着の付き方なの?って…
読書感想文としては…本当に楽しい本!
何度でも読み返せる、本当の児童文学のひとつ。
ファンタジーだけど深いし、50年近く前の本だけど、その「街」が灰色の男たちによって抱えるようになった問題は、現代の世界が抱える問題だったり…
たとえば「金儲けのために無駄を省こう」という考え方は人の心を荒ませていくとか、親が忙しいからと子供達にはお金を与えるだけで、一緒に過ごす時間を取ろうとしないとか、その子供達は「コンピューターゲーム」に夢中だとか…
ミヒャエル・エンデは50年も前に、何故そんな事がわかったのだろうって…
この本のテーマは、多分「本当の豊かさ」。
お金を稼ぐとかそういうものではなく「心の豊かさ」が人を育てる…っていうことなんだろうな…
モモの映画も良かった!映像も綺麗だし。
テレビ画面でしか見た事ないけど、スクリーンでも見たかった…って思うほど、好きな作品。
主役の女の子の眼力が強かったのが印象的…
物凄く澄んだ目をしていたなぁ…
ただ、その女の子…近影を見たら、かなり容姿が変わってたのは…軽くショック…
まぁ当時は12歳、今は40代だもんね…仕方ない…
地上波の主要チャンネルでも、また放映しないかな…
ミヒャエル・エンデのもうひとつの代表作「はてしない物語(Never ending story)」の映像化より、もしかしてクオリティが高いかもしれない…
子供の頃「Never ending story」を父親に連れられて見に行ったけど、あまり好きじゃなかったんだよなぁ…
#読書