訃報:日本SF界の巨星墜つ…
眉村卓先生。
本日、亡くなられたというニュースが流れました…
映画にもなった『僕と妻の1778の物語(妻に捧げた1778の物語)』でご存知の方も多いと思います。
私の中では、SF(ジュブナイル)小説家。
『ねらわれた学園』や『なぞの転校生』等、映像化されたものも沢山あります。
実は私、『物語』というものを読み始めた頃、『江戸川乱歩:少年探偵団シリーズ』や『星新一の本』『ミヒャエル・エンデの本』と共に読んでいたのが、『眉村卓:時空の旅人』。
以前は『とらえられたスクールバス』という名前だったそうですね。
何故か飽きずに、何度も何度も読み返してました。
とてもざっくり言うと、「時空パトロール」の話。
文庫本だと、3巻セットで1冊が薄く、凄く読みやすかったのも、良かったかもしれません。
小学生には難しいはずなんですが、面白かった…
名前で唯一覚えてるのが、アギノ・ジロ。
こういう『日本人なのにカタカナ表記の名前』というのが、小学生には『リアルな未来人』とうつったようで、本当にワクワクしながら読んでいたのを思い出します。
詳しい内容はあまり覚えていないんですが、それでも、私の中では『モモ』『秘密の花園』と並んで、子供の頃のわたしの3大物語の1冊です。
大人になってから読んだ『夕焼けの回転木馬』も楽しかった。
ただ、時系列を整理しながら読まないと、訳が分からなくなりましたけどw
あれ?あれ?って感じになってしまうと終わり。
迷子になる小説でしたw
あの日と同じようなワクワクするような小説と、最近、出会ってないなぁ…
もう、出会えないのかなぁ…
#読書