音楽:ともだちはいいもんだ
表題は、ミュージカル:ユタと不思議な仲間たち
という作品の劇中歌。
いい曲なので、たくさんのミュージシャン/シンガーがコピーしていますし、知っている人も多いかもしれません。
私のスマホに入っているのは、クレイジーケンバンド:横山剣さんのバージョン。
ブルージーながら温かい歌声は、涙を誘います。
私はパニック発作の影響で、只今1ヶ月の療養休暇を貰っています。
そして数日前、大事な恩人を心臓疾患で突然失いました。
倒れてから亡くなるまでの間、1度もお会い出来ずにいたのが幸いして、そこまでショックを受けていませんでした。
恩人の亡骸を見るまでは…
本当にそれまでは、意気消沈した我が母を励まし、泣き続ける友達を抱きしめ、恩人の子供達に声をかけていたのに…
恩人の亡骸を見た瞬間、涙が吹き出しました…流れたのではなく、本当に涙腺が決壊したかのように…
嗚咽が止まらず、過呼吸になり、危なく叫ぶ寸前まで行き、最終的に母の隣で足元から頽(くずお)れました。
立たなきゃ、私より辛い人が沢山いるのだから、しっかりしなきゃ…
頭では思っていましたが、全く力が入りませんでした…
真っ先に、幼馴染が駆けつけてくれました。
次に他の幼馴染のお姉ちゃんが…その後も次々と、幼馴染のお母さん達が代わる代わる来てくれました。
最終的に、母と、真っ先に来てくれた幼馴染に抱えられるようにしてその場を離れました。
その後も、ずっと寄り添ってくれて…苦しくて、辛くて、呆然としているのは、みんな一緒のはずなのに、彼女はずっと隣で慰めてくれました。
つい先程も、心配メールをくれました。
元々は妹の親友。
でも、私の事も昔からずっと大事にしてくれる。
今までも、彼女に何度助けられたか…
彼女の事を思うと、辿り着くのはこの曲。
ともだちはいいもんだ
どんな事があっても傍から離れず、裏切らず、支えてくれる幼馴染。
そんな幼馴染を持てた事に感謝するのと同時に、彼女に相応しい友達で居続けたい。
改めてそう思った1日でした。